地域包括支援センターからセミナーの依頼があり、その打合せで鎌倉へ行ってまいりました。
ちょうど昼時だったのでランチしようと駅周辺をパトロール。どの店もパッとしない料理で料金だけは観光地価格を取りやがって…、と歯ぎしりをしていた時に、
「ムム―――ッ! 駅近くに渋い料理屋があるじゃな~い?」
駅から江ノ電から30mぐらいの場所に小路があったのでフラフラと歩いていくと、趣きある入口にパリッとした暖簾がかかっていました。
カウンターが6席とテーブルが2台、奥に座敷らしき空間があるようですが確認できず…。
「いらっしゃいませ~」と、可もなく不可もなく無難な接客でお出迎え。
アジのお刺身とアジフライの「鯵セット」を注文。
すると厨房の奥から鯵を片手に持った大将が登場!
「・・・・・。」
終始無言で鯵を3枚卸に。刺抜きで丁寧に小骨を取り除いてくれます。
大将の丁寧な作業に見とれつつ、「暇なときにこの刺抜きで鼻毛とか抜いていませんように…」と失礼な事を考えてしまいました。
「まずはアジフライからいただきます!」とアジフライを真っ二つにして口に運んだときにハッとしました!
「写真撮ってなかったぜ~…」もとのポジションに戻してカシャッ!
「今回の件はヒヤリハット事例として会社に報告だぜ~…」
圧倒的に鮮度の良い鯵の味。お刺身で提供できるものをアジフライにしちゃうのだから美味しいに決まってます。
壺に入っていた自家製ソースがまた絶品!
「このソースで顔を洗ったら気持ちいいだろうな~…」
久々にアジフライを食べたら、翌日もアジフライを食べたくなってしまいました。
翌日も巣鴨でセミナーがあったので、巣鴨駅前の大衆食堂でアジフライを注文!
大きめのアジフライにあら汁が付いた「アジフライ定食」。
粗いパン粉はあまり好きじゃないんだよね~…、とパクリと一口。
「鎌倉のアジフライが恋しいぜ~…」と呟きながらあら汁をススって帰ってきました。
たかがアジフライ、されどアジフライ。同じアジフライを作っているのになぜ完成品はこうも違うのでしょうか?
料理って不思議で奥深いですね。