街中がウンコ臭くなってきましたね。
それもそのはず…
街路樹のイチョウから一斉に銀杏爆弾が投下。
つい先日まで夏日が連発してましたが、着実に秋の訪れを感じる光景ですね。
銀杏大好きなので拾って食べたいのですが、街中の排気ガスまみれの環境下で育った銀杏に抵抗を感じてしまう齋藤です…。
自宅に帰り指さし点呼!「靴の裏に銀杏付いてなし!銀杏な―――――しっ!」
靴底に銀杏付いたまま帰宅してしまうと、家中ウンコ臭くなってしまいますからね。
と、指さし点呼をしていると家の中に薫る微かなニオイが…。
「ム~…、微かに香る永谷園のお吸い物のニオイ…。ハハ~ン、今夜は松茸風味のお吸い物ね」
どれどれ…、と部屋に入ると!
「ムム―――――ッ!! どうして我が家にリアル松茸様が?」
長野県の知人が「普段お世話になっているので」とのことで贈ってくれたモノでした。
振り返ってみれば齋藤の人生で松茸を購入したことはありません。というか、高価過ぎて手も足も出ず…。
「松茸といえば土瓶蒸しでしょう!」
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ふるさと納税でゲットしたホタテの干し貝柱でお出汁を抽出!
土瓶がないので急須蒸し。見栄えよ―――し!
蒸し器に投下! 約15分蒸している間に…
もう一本は素焼きにして完成!
素焼きはトースターの火力が最適らしいですね。ガスコンログリルでは火力が強すぎて水分が吹っ飛び乾燥してしまうそうです。
トースターで焼いたので表面に細かな水泡が浮いて見えるのがわかりますか?わからないな…。
カニカマを割くような感じで、繊維に沿って割くとキレイにほどけます。
歯ごたえは適度に弾力があり、シャクシャクとした歯ごたえとキュッキュッとした弾力、ジュワ~とした水分が口いっぱいに広がります。
こんなに美味しい物を今まで食べなくて良かった…。なぜなら美味しさを知ってしまうと毎年高額な出費になっていたから。
急須から注がれるお出汁から松茸のリッチなニオイ!
「永谷園の松茸風味のお吸い物とはワケ違うぜ~!」人工的なニオイを嗅ぎ続けると胸焼けがしてくるのですが、このお出汁の香りは旨味センサーを刺激して食欲がわいてくる感じ。
「プハ~ッ! …ホタテの干し貝柱が少々多かったかな」
秋の味覚の王様と言われるだけありますね。
松茸には「香り・食感・味」どれをとっても日本人のDNAが興奮する要素がギュウギュウに詰まっているような気がします。ごっちゃんです!
身の丈に余る贅沢な食卓になりました。
また松茸を食べられるように仕事頑張ります!、という気持ちになれず、こんな贅沢をして良いのだろうか…と考えさせられる逸品でした。
このような高価なモノをいただけるようになった自分が偉いのか、周囲の方々が立派に成功されたことを喜ぶべきなのか、こんな贅沢な食事をして良いのだろうか、などなど松茸の味は最高に美味しかったのですが、味わい深さよりも悩み深い味でもありました。
何はともあれ、食卓に松茸が登場したことは人生初なので、長野県の知人に大感謝です。ありがとうございました。