こんにちわ。 パスタ研究所・所長の渡辺です。
先日、休日を利用して「森のウイスキー蒸留所」に行ってまいりました。
この名前でピンときた方はさぞかしお酒好きの方ですね。
渡辺はお酒があまり得意ではないのですが、お酒を飲むときはよくウイスキーハイボールを
嗜んでおりましてて。。。
蒸留所の工場見学ツアーを体験してまいりましたので、今回はそちらの模様を
ご紹介させていただきます。
工場見学のご報告の前に・・・
「森のウイスキー」と言われているのは、サントリーの「白州」という銘柄です。
ハイバールで出しているお店をたまに見かけますが、少々値段がお高いので、
そんなに何杯もという訳にはいきません。
しかも、近年のハイボールブームで、この「白州」や「山崎」といった銘柄が
非常に品薄になっており、ほとんどお店では見かけなくなってしまいました。
何せこの2つの銘柄は完成までに少なくとも12年も掛かるらしいので。
この先しばらくは品薄状態が続くと思われます。 今となっては希少なお酒です。
それでは工場見学についてご報告させていただきます。
工場は山梨県にあり、中央自動車道の「小淵沢I.C.」から、車で15分程度です。
とても緑が多く、山並みも見え静かな環境に立地しています。
この日は天気も雲ひとつない最高の陽気。
駐車場には見学ツアー目的で結構多くの方がいらっしゃいました。
ちなみに、見学ツアーはネットから事前の予約が必要です!
受付を済ませ、敷地の奥の方に進んでいきます。
敷地は結構な広さです。
ちなみに、サントリーの「南アルプス天然水」もこの敷地内で造られているようです。
自然豊かな場所の為、このような野鳥がいるらしいです。
見学ツアーの集合場所に到着。
各組20名程度の規模で、案内役の方が工場内を案内してくれます。
次のような4つのの製造過程を説明してもらいました。
説明を覚えていられないので、下記説明はサントリーのホームページから抜粋しています。
https://www.suntory.co.jp/whisky/beginner/making/
① 仕込み
原料となる大麦の麦芽を粉砕し、温水した仕込み水といわれる水と混ぜてお粥状態に。
すると麦芽中の酵素が働き、でんぷんが糖分に変わります。
それをろ過して、発酵に向かう為の麦汁をつくるそうです。
② 発酵
仕込みでつくった麦汁をアルコール分約7%の発酵液に変える工程を発酵というそうです。
発酵中の麦汁に酵母を加えると、酵母が麦汁中の糖分を分解し、アルコールと炭酸ガスに変え、
ウイスキー特有に香味成分がつくられます。
約60時間で発酵は終了し、これでできた発酵液をもろみと呼ぶそうです。
③ 蒸留
もろみを銅製のポットスチルと呼ばれる単式蒸留器にいれて、二度蒸留することで
アルコール濃度を65~70%まで高めます。
蒸留窯の形や大きさ、蒸留方法・加熱方法で、様々な原酒が出来上がるそうです。
④ 熟成
蒸留でできた原酒を樽の中で長期間じっくり寝かせます。
貯蔵期間、貯蔵環境(気温・湿度)、樽の材質や大きさなどによって、
味わいが大きく変わっていくそうです。
繰り返しになりますが、「白州」は最低でも12年です。
気が遠くなりますね。
ウイスキーの種類によっては、違う原酒をブレンドさせて造るものもあるようです。
ちなみに、「白州」はシングルモルトウイスキーということで、ブレンドはされていません。
工場見学が一通り終了すると、工場で出来上がったウイスキーの試飲会が。
ちなみに渡辺は運転手だったので、おあずけです。。。
敷地内にはショップもあったのですが、何と工場にも関わらず「白州」は売り切れ!
切ないです。。。
しょうがないので、お土産に「白州グラス」を購入。
帰宅後は、以前に購入しておいた「白州」と、お土産に買った「白州グラス」で乾杯。
完成までの期間を知ると、美味しさはより格別です。
希少なお酒なので、今回は1杯だけ。。。
最後に、試飲会で伝授されたサントリー流の美味しいハイボールの作り方をご紹介します。
① グラスに目一杯の氷を入れます
② マドラーでグラス内の氷を10秒程度回し、グラスをしっかり冷やします
③ 氷が若干溶けているので、さらにグラスに目一杯の氷を足し入れます
④ ウイスキーをお好みで注ぎます
⑤ 炭酸水を静かに注ぎ入れ、マドラーで1回だけウイスキーと炭酸水を混ぜ合わせます
これで美味しいハイボールの完成です。
★ 「白州」の場合は、ミントの葉を入れるとより美味しくなるそうです
今も自分へのご褒美の日には、自宅で「白州ハイボール」をいただいています。
「山崎」の蒸留所も気になるのですが、大阪らしいのでいつか機会があれば・・・
では、次回のブログもお楽しみに!