先日、長野県松本市の紹介業者と打合せの為(仕事を強調してます)、久々に越県してきました。
で、何の仕事をしたか全く記憶にございません…。なぜなら齋藤がダメリーマンだから…。
やり遂げたことは良い日帰り温泉を見つけたこと。
松本市中心部から車で20分ぐらいにある鄙びた温泉街「浅間温泉郷」。
突き当りにある立派な日本家屋の温泉旅館「坂本屋」にピントを合わせて突入!朝の一番風呂を狙って開店時間に入店! …のはずが、宿の中からチビッ子の遊び声が…。
「おチビちゃん達、ここはオッサンの疲れを癒す場所だぜ~」
そんなことはお構いなしにチビッ子達が走り回っていました…。受付を済ませようとしましたが、チビッ子の声で齋藤の声がお店に届かず…。
「チンチンチンチ―――――ンッ!」と呼びベルを連打してやっと番頭さんが登場。
100年ぐらいの歴史ある温泉宿に幕を閉じ、保育園として地域に開放しているそうです。
宿泊は廃業して「日帰り温泉」だけは営業中。とのこと。
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こんなのが目に付く程度で余計な飾りつけはなし。
男女ともに内湯のみ。王道の風呂構えですね。
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昨日今日ではこの鄙びた感は出せませんね。シャワーヘッドの黄ばみ具合もたまらない…。
洗い場のカランは4つのみ。
「総ヒノキの浴槽」と言いながらも温泉の縁の部分だけがヒノキ材、と言う風呂は多くありますが、こちらは風呂底もヒノキ材でした! ※写真ではわかりづらいかな…
相当年季が入っている感じで、ヒノキの香りはあまりぜず…。しかしヒノキ材のぬくもりはシッカリと感じることができました。
入浴客は齋藤しかいませんでしたが、外からはチビッ子達の元気な声が絶え間なく聞こえてきます。それはそれでとても心地良く逆に癒されたような感じでした。
100年の歴史あるノスタルジックな風呂場につかっていると、不思議なことに一人しかいない風呂場でも昔の活気を感じ取ることができました。
温泉宿として過去の活気は失われたかもしれませんが、保育園として再出発する勇気と決断に熱くさせられた一湯でした。