師走に入り、世の中がなんとなく慌ただしくなってきた今日この頃。
皆さん、サクセスしていますか?内覧会大好き、齋藤です。
来年2月に開所する新しいホームへ、一足早く見学同行へ行ってまいりました。
最近の有料老人ホームの傾向として、開所前の早い段階から見学をさせてもらえるようになってきました。今まではオープンのギリギリまで、内覧会すらさせてくれないホームばかりだったので、時代が変わってきたことを感じさせます。
つい先日に郵送されてきた新規オープンのパンフレットは、来年6月でしたからね。
早過ぎて忘れてしまいそうです…
早速、まだ誰も入居していない出来立てホヤホヤのホームを見学。
このあたりの風景はどこも一緒で目新しさはありません。
見学同行したご家族は「わー! 綺麗ですね~。レストランみたい!」と感激。
齋藤がすかさず水を差します! 「何回も言いますが、建物は介護してくれませんからね…」
担当者が案内してくれた最初の場所がこちら…
▶働くスタッフを大切にしたい
「ム~…、いい取り組みじゃないですか。介護職員が安心して働ける環境づくりが、良質な介護を継続的に提供する土台ですもんね」と齋藤がニヤリと話しかけると…
「そこに気付いちゃいますか、齋藤さん!」と相手もニヤリ。
見学しているご家族の存在を一瞬忘れてしまい、お互いを褒めたたえ合うオシャンティーな会話をしながら館内見学を継続します。
ご入居者にはあまり関係ないですが、託児所内のトイレも見せてくれました。
「ムム―――ッ! 便器が小さい…」
写真では便器の小ささが伝わらないと思い、とっさの判断でもう一枚写真を撮り直し。
齋藤のカバンを並べてみました!
「かわいいトイレですね」と言いつつも内心は…
「齋藤のブツはこれじゃ収まりきらないぜ~」と要らぬ心配をしておりました。
ご入居者用のトイレはどうなっているんじゃい!? と、案内されたのがこちら…
「ムム―――ッ!! このフロント部分のバーがいいんですよね~。これでちょっと踏ん張るとことによって腹圧がかかり、排便促し効果もあるとかないとか?」
「そこにも気付いちゃいますか、齋藤さん!?」
と、またまたオシャンティーな質疑応答をしている我々に、ご家族様も乗っかってきます。
「わ~! トイレのボタンがわかりやすくて良いですね!」
そっちですか…。 確かに、今までにあまり見たことのないウォシュレット用ボタンで、とてもわかりやすいですね。ボタンも大きいし。
ちなみに、齋藤は生まれてから一度もウォシュレットを使ったことはありません。
自分のゴットハンド以外は信用できません。そして最後は目視すると決めてますから!
逆サイドからもパチリ。 ム~…、なんだかカッコいい空間ですね。
こいつはもよおしてくること間違いなし!
しかし考え方を少し変えて見てみると、フロントバーを使って拘束行為みたいに…。
いやいや、純粋に介護の理にかなった利用者本位のトイレであることは間違いございません。
※ これは一般的なホームのトイレ
見比べてみると、やはり最新トイレの方がよく出そうですね!
そのまま居室を見学させていただくと、お約束の介護用ベッド。
いつもの介護用ベッドと少々違う雰囲気がするな…。と、じーっと凝視していると…
「ムム―――ッ!! もしかしてこれは…」
「やはり気付いちゃいましたか、齋藤さん!? ベッドヘッドの部分に物置スペースが付いていることに!」
同行しているご家族は「別に珍しいことないですよね?どこにでも付いていそうなものですけど…」
有料老人ホームで、この手のベッドを見かけることは意外に少ないです。
これはとても重宝すると思いますし、いずれは標準装備になるような気もします。
※ これが一般的な有料老人ホームの介護ベッド。
やはり、あるとないとでは全然違いますね。
介護業界はまだまだ未成熟な業態なので、次から次へと新しい取り組みが具現化されていきます。我々が当たり前に感じて見落としていることが、実はご利用者にとってとても助かることがまだまだ眠っているはずです。
「ご利用者目線」とはこの業界の常套句ですが、本気で愚直に追及している人間がどれぐらいいるのか…。今回の小さな発見で、改めて自分を見直すキッカケになりました。
「こんなこと当たり前じゃん」と言えばそれまでですが、その当たり前のことがまだまだ浸透していないのがこの有料老人ホーム業界です。
介護施設研究所のような「有料老人ホーム紹介センター」が、このような啓蒙活動も担って、「ご利用者目線」の平準化に貢献していきたいものです。
あるホームで展示されていた制作物。きっとレクレーションで作ったのでしょう…。
ご利用者が楽しく作っていればそれで良いのですが、ご利用者の時代背景などを考えれば杓子定規でクリスマスじゃないと思うんだよな~。
齋藤だったら干し柿を作ってぶら下げてあげたいな~、と実際に自分がホームのスタッフになった気持ちでホーム見学しております。
注)決してこの作品を否定している事ではございません。
手作り感満載でこれだけ綺麗に飾ってあれば、ご利用者は間違いなく楽しく作ってくれたはずです。今後もぜひ季節感或るレクレーションを提供してあげていただきたいものです。