ご相談後アンケート

急に現実味を帯びた両親の介護問題・・・

一般 50代 女性
相談の採点
95 / 100
担当相談員
齋藤 弘毅
齋藤 弘毅
相談員の評価
身だしなみ
5
言葉使い
5
知識量
5
提案力
4
安心感
5

ご相談がスタートしてから入居までの期間が約1年半ぐらい、じっくりと話し合いができた相談でした。
 
・ご夫婦入居で検討したい
・ご対象者は完全に入居拒否
・ご相談者は一人娘で九州在住
 
電話相談では「近い将来に備えて今のうちから知識を付けて準備しておきたい」という内容からスタートしました。
 
入居拒否している両親をどのように説得していけば良いのか…、具体的にどこにどのようなホームが点在しているのか…、運営会社の実績や過去のご利用者の評価なども気になる…
 
これらの話はご対象者がいる自宅では不可能です。横浜のご実家へ帰省する日時を伺い、それに合わせて介護施設研究所「神奈川相談室」で来社面談することを提案させていただきました。
 
 
ひと通りの話を伺い、私からも提案させていただきました。
「伺った話の内容からご両親のイメージはできています。しかし、ご対象者にお会いもしないでココのホームが合うと思います、という提案は無責任だと考えています。私の提案に私自身も自信を持ちたいので、一度ご両親にお会いさせていたけますか?」
 
ということで、電話相談→ 来社面談→ 訪問面談 の流れで話をすすめていきました。
  
  
「勘の鋭い両親だから小芝居をしていかないと怪しまれる可能性がある…」ということだったので、当日はネクタイ姿ではなくポロシャツでケアマネジャー風のかっこで訪問面談。
 
最初のうちは人間関係を作ることに注力。
在宅生活をしている以上はご相談者の気が休まることはないと思いまうが、ご両親の精神面や体力面、自立能力を拝見する限りでは「今は老人ホームに入居しない方が良い」というのが齋藤の結論でした。
 
その後も3回ぐらいはご相談者の帰省に合わせて訪問面談をさせていただき、ご両親も私の事を覚えてくれるようになしました。
 
ご主人からも「いずれはホーム入居も考えないといけないけどな…」と、いつの間にか私の立場も理解されていました。
 
  
【アンケート用紙 ⑥】
今までのやり取りが凝縮されたコメントをいただき嬉しく感じています。
長い時間をかけて人間関係を作っていたので、いざという時のアクションは的確に早く動けたと思います。
 
 
ご夫婦で入居されてから、ご主人も奥様も各々のペースで生活されていました。
ご相談者は「ホームの良いところ悪いところもあるが、家族としては常に人の目が両親を見守ってくれている安心感は何事にも代えがたい」とおっしゃっていました。
  
 
  
ご主人は入居されてから約1年少しでご逝去されてしまいましたが、アフターフォローのお見舞いへ行くたびに、私にホーム内でのイベント話などを楽しそうに、また自慢気に話してくれました。
  
近々、娘様が九州から帰省されるので、お墓参りにご一緒させていただくことになりました。

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